学校評価

学校教育法及び学校教育法施行規則にもとづき、学校評価を実施し、本園の教育活動その他の運営についての伸長・改善を目指すとともに、教育水準の保証と向上に努めています。

本園での学校評価(自己評価)の結果を以下に公表致します。

結果欄については、次の4段階で評価しています。

A 十分達成されている
B 達成されている
C 取り組まれているが、成果が十分ではない
D 取組が不十分である

学校評価(自己評価) 2019年度

園の教育保育目標

園生活(遊び及び経験や活動)を通して、自主性を育み、人間形成の基礎である人間らしさを培うとともに、みんなで仲良く生き生きと生活する子どもを育てることを教育保育目標とする。

目指す子ども像

  • みんなと仲良く生き生きと生きる子(人間らしさを培うこと、文化を獲得することが、そのための柱)
  • 物事に興味を持ち、自発的・意欲的・能動的に取り組み、自分から育っていく子
  • 根気強い探究的な態度を身につけ、自分で調べたり考えたりしながら自分で創造する子
  • 丈夫な体、豊かな心、自ら考え行動する力を備えた子
本年度の具体的な目標や計画

幼保連携型認定こども園へと移行した初年度となる。そのため、特に「基盤」「体制」という面で、認定こども園として適切な状態であるかを見つめなおし、改善を図る。

評価項目の取組及び達成状況
評価項目 結果 結果の理由
安全・安心の環境下での園生活となっているか A 毎日の遊具の点検、食事アレルギーや疾患に関する対応の情報共有、災害や事故に対する危機管理を行っている。
怪我等があった場合や、怪我につながらなくとも危なかった場合には、状況を整理し教員間で情報共有するとともに、同じことが起こらないよう、工夫・改善に努めている。
安全・安心な環境づくりに対して、教員一人ひとりが認識・理解を再確認し、知見を広げ、行動につなげられるよう、外部研修への参加や、小グループでの勉強会・個別ケーススタディの実施等の機会を適切な頻度で設けている。
業務改善及び合理化が適切に進んでいるか B 長年にわたり積み重なった業務量に加え、近年の制度やシステムの変更により、業務量は更に増大している。それらに対応するため、今年度は、園児情報の管理や給与計算・保育料計算の方法についての見直し、形骸化した事務作業の整理、指導案作成の電子化、等の改善を行った。
しかし、今後も積極的に改善を続けていく必要がある。
市町村行政担当課や関係機関との連携が進んでいるか A 発達や生活において、様々な気がかり(問題)を抱える、あるいは保護者が強く不安を抱えていると見られるお子さんについて、市町村担当課(担当者)や関係機関(保健センター、医療(療育)機関、児童・障がい福祉サービス事業所等)と問題の提起の形でケースカンファレンスを実施した。
気がかりな点(問題点)を明らかにし、そのことを共有し、その上で、関与しているそれぞれの機関の(目標や計画に基づいた)アプローチに至った。
今後は、各機関の役割と機能(内容)を改めて確認し、子どもにとってのさらなる教育保育の質の向上につながるよう取り組んでいく必要がある。
具体的な目標や計画の総合的な評価結果
結果 結果の理由
A 評価項目やそれに関係する事柄について、園の状態を再確認し、複数の改善を行うことができた。また、一連の過程を経ることで、業務のあり方などにおける今後取り組むべき課題が鮮明になるとともに、これらの課題に対して取り組んでいく方法のヒントを得ることにもつながった。
今後取り組むべき課題
課題 具体的な取り組み方法
業務改善及び合理化の段階的実施 従前の業務のあり方を見直し、改善すべき課題がどこにあるかを見極め、合理化や代替策の導入によって、適切な改善を図るとともに負担軽減を図る。
業務のあり方や改善案について、意見を交わしやすい環境、案を試行・実践しやすい環境を整える。
ICTの活用範囲を広げることで、合理化・省力化をさらに推進する。
業務改善は、教職員の本質的に不要な負担を減らし、最終的に教育保育の質を高めることが目的であるので、目的を見失った計画・施行とならないよう、細心の注意を払う。
相談支援の強化ならびにコーディネーターの人材育成 教育保育や子ども子育て支援において、地域や保護者との相談はとても重要である。引き続き体制整備を図るとともに、中核となるコーディネーター(コンシェルジュ)の育成を図り、的確で確実な相談を目指す。
発達段階に沿った遊びの展開 子どもにとっての遊びは生活の中の生命線といえる。各発達段階(ステージ)に適した遊びのあり方と工夫が発達の促進につながっていく。
これまでも、発達段階を考慮し、それに応じた遊びの展開を計画・実施してきた。しかし、幼保連携型認定こども園に移行し、子どもの年齢幅が広がったことや、0~2歳で入園する子どもにとっては在籍する期間が延びたことを踏まえて、遊びの展開を再確認するとともに、より踏み込んだものにしていきたい。
感染症及びアレルギーに対する安全管理と実施体制 目には見えない恐怖であるウイルス(感染症)対策に万全を期し、可能な予防策を確実に実施していく。また、それが可能な体制を構築し、子どもたちへの安全教育へとつなげていく。